• ネットショップを開設するならBASE
  • shopping cart

2024/01/21 18:32

染物って別に洗ってもいいのになぜだか自然と予防線引いて、本来の形/色のままで、なんて導かれるのなんでだろう

愛用しているT.Tの草木染めのTeeはもう何十回と着て、普通に気も使わずに洗濯して、当初の色どんなだった?と人に聞いちゃうほど色は抜けて
本来の色に気に入って購入したはずだったけど、今のある程度使ってこなれて朽ちた感じも気に入っている

T.Tの染めシリーズは特に好きで、個人的に何着か持っていますが
そういえばアイコンでもあるデニム持ってないなーと思いながら、先週より店頭に並べています



冒頭から染めの話をして本題デニムかよと言ってしまいたくなりますが、やっぱり関連していて、染めの色褪せしていく退化していく様の美しさという意味では、デニムもおんなじで履いていくうちにひげやハチノスは自然に施されてこそオリジナルに仕上がり最終形になっていく
やっぱりどちらも育てるという意味では楽しみ方はおんなじです
タイガタカハシの作品には、全てにおいて統一するものがある。

T.Tと言えば経年変化を楽しみ100年後も残る服をコンセプトに掲げていますが
やっぱりデニムも同様、育てがいのあるアイテムになっています

先程も言いましたが人の動作や癖がそのまま反映されるほどデニムというものはオリジナルになりやすく、そして同じものは存在しない
デニムの醍醐味とも言えますね。
古着、新品に限らず、ガシガシ気負わず使って欲しい、使うべきアイテムと言えます

ワイドシルエットのセルヴィッジデニム。いわゆる「白耳」は各所に使用しています




あとは鉄パーツを使っていますので、その先の未来にどれほど錆びて見え方が変わっているのかも楽しみ。

あとはタイガタカハシ独自のこの濃くて深みのある色も魅力の一つ
経糸に硫化染料をミックスしたインディゴを
緯糸にただの生成りでない、時間経過を感じさせる黄ばんだ生成りのネップ糸ですと
こういったところこそ'過去の遺物を蘇らせる'古着へのリスペクトを意味しているように思えますね。
その二種を合わせて初めてこのインディゴブルーに辿り着いています

それぞれ変化が異なり、長いスパンで育てながら楽しんでいくデニム。
軽く羽織る、腰に巻いたり

春が楽しみになってきた