• ネットショップを開設するならBASE
  • shopping cart

2023/03/07 19:10

もう店内は春全開になってきました。
ブランドのSSアイテムのオーダーも揃ってき、USEDも暖かな春を想像しながら随時入荷しています。

その中で今季より新しくお取り扱いをスタートしたSlopeslowをご紹介いたします。

ワークウェア、ニットウェア、日々のご飯も愛するなどとも掲載している夫婦によるユニット。

初めてのブランドさんの展示会は緊張感から気負ってお伺いさせて頂きますが、会った瞬間お二人の優しい雰囲気がなんとも心地よく、緊張感もすっとほぐれた記憶があります。
帰りにいつも持たせてくれるスモークナッツのお土産は日々のごはんを愛する2人だからこそのパフォーマンス。
いくらおまけかもしれないけれど、そんなところにまで労力をかける気遣いのお二人。

そんな優しい夫婦が作るもの。
素材作り、アパレルデザインとそれぞれの役割があり、製作するという。
素材担当のOさんによるこれは何の素材でできているとおもいますか?と私物の古着を見せてくれたりしながら、クイズ形式に会話が広がるあの時間もすきだ。
糸のスペシャリスト、いわゆるマニアックなのでとても勉強になる。
昔の生地からヒントを得て、アイディアを駆け巡らせ、何度も実験し、やっと素材の糸を作り出す。

といえど、春夏のニットウェア?難題が多そう。
が、Slopeslowが展開する春夏に向けたニットは本当に暑い時期は想定外とし、今回のキーワードともなるドライタッチなものだった。


調温性に優れ、涼感、抗菌/消臭性もある。
それには福井にあるメーカーが独自製法で作っている和紙を使用し、それを糸にする開発からスタートしたらしい。
和紙から糸を作る恐ろしく手のこんだ工程の話はまた今度。か、店頭で。

同展開しているスウェットも面白い。

通常素材の膨らみや着心地を支持される吊裏毛に対して、二人が考えたスウェットは違うアプローチ。
ドライタッチと製品染をキーワードに、硬めに仕上げた裏毛だ。
視覚的にはヴィンテージのスウェットだが、硬い、重い、厚いの丈夫で長持ち。
春夏とは思えないがっちり感がある反面、奥行き感の出るよう仕上げる為に今回のサブテーマでもあるガーメントダイで仕上げている。
この詳しい話もまた今度かな。


変化の速いトレンドや消費と共に失われつつある誠実で丁寧なもの作り。
大量生産とはまるで真逆のものつくりを実践することで小さな規模でしかできないことの可能性を感じながら、時を経ても末永く愛用されるよう、手間を惜しむことなく小さくゆるやかに活動している。

今回は商品の話はほどほどに。
旅立ったアイテムもございますが、店頭でご覧ください。