腐海をテーマにした今作

前回のコレクションの制作を終えた時に次はなんとなくグリーンかなという意識が生まれたと語っていました。

古びた青銅器のようなムートン、シルクモールのジャガード生地、擦れた鎧のようだと言っていたレザー

手に取るたびに迷わせる、どれをとっても甲乙つけがたい数々。

その中でもまさに真骨頂とも称されるレザーを今回は紹介いたします。

耐久性がありながらきめ細かいレザージャケットは、1stから使用しているトスカーナ産のベジタブルタンニングレザーを使用。

直線的な趣を思わせるシルエットは鎧のような緊張感を漂わせつつも、実は緻密に計算された空気を孕む佇まいを備えています。

表面には特殊な染色やダメージ加工を施し、着古したようなムラ感はまさにヴィンテージウェア。

デザインはバイカージャケットをベースとしているものの、ならではのハードなギラつき感は解消し、モード感の強いdaisuketanabeならではのジャケットとなっています。

ブラックかグリーンか

常識的にはブラックを選ぶべきかもしれないけれど、そうじゃないと思わせてくれるのがここのブランドの面白さだと私達は解釈しています。

そんな思いも込めて当店ではグリーンを選定し並べています。

きっと新しい視点が生まれるはずです。

レザーは重さで決めるものだと是非思わないでほしい。

一年を締めくくる自分へのご褒美として是非お迎え下さい。