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2025/01/18 16:56

いつの間にか2025年もはや17日が過ぎようとしています。

遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。
年始は2日より早々にご来店いただき誠にありがとう御座いました。
みなさんどのようなお正月をお過ごしになられたのでしょうか。
わたしはといいますと、やっぱり箱根駅伝を見たいがあまり6時には起き、家事やもろもろをさっさと済ませ、スタートする数分前には白湯を片手にTVの前でスタンバイ、を二日間。
後ろ髪引っ張られながら途中で出勤になりましたが、年始よりそうそうに会いにきてくださるお客様と新年の挨拶を交わせるありがたさをひしひしと感じました。
やっぱり私達は人が好きなんだな。

さて、SS入荷で一番乗りだったT.Tを年末からリリースしておりますが、はやくもsoldのアイテムがちらほら。
ここ最近はT.Tを目掛けて来店される方も多くそりゃそうだよなーと自負するのも年末にご招待頂きましたT.Tの展示に行き完全に気持ちを持って行かれT.Tへの気持ちが更に高まったそのままの流れでちょうどリリースだったのでいつもに増して紹介に熱が入っていました。

展示はと言いますと、彼らデザインチームがT.Tというこのブランドを最大限に表現する姿勢にとにかく痺れました。




来店前より搬入の様子はインスタで拝見しておりましたのでだいたい予想は出来ておりましたが、それでも現地に足を運ばないとわからない何かに圧倒されました。
いつもお世話になっている店長の中田さんに案内してもらいましたが、彼は大雅さんがいたら搬入は期間中に終わっていなかったと思う、と笑っていました。
彼の拘りの強さの話はもう定番で、この完成で彼が果たして納得するのかはわからないけど定められた時間で全てをここに詰め込んだと言っていた中田氏の表情はいつも優しく、だけどどこか寂しそうで、一緒に作り上げたかったと今にも言い出しそうな表情の反面、これからもその彼の想いを背負っていくという覚悟も溢れている。






大雅氏が蒐集したヴィンテージの数々は天井から吊るされていて、もはや壮観でした。
搬入は足場を組んでいたそうですが、これにとにかく時間がかかったそう。だろうな..ともうポカーンですが、そこまでしてでもこうしたい、こうでなければこの空間が成立しない、と私はそっち側の気持ちの強さを汲み取りました。
その他も、よく見ると展示と地面の間には必ずクリアガラスがかまされておりこちらにも意味があって、舞台はイサムノグチの石庭「天国」
天国に何かを置くと言うことを想定すると直に作品は置けないので試行錯誤してこういう形になったんだと、ここへのリスペクトも感じました。
2階では然美のペアリングコースも開催しておりましたが、2階のもとの状態を知っていたのでこんなにも違う場所に仕上がるのかと圧巻でゾッとしました。
絶妙にカーブさせた竹を何本も使って空間として仕切り、中に設置されていたテーブルや椅子も祇園店から運んできたと。
奥に飾られた立体作品「時間の天衣」は以前京都両足院で個展「不在の中の存在」で展示していたドレープに魅せられて作った作品で、どうしても直接拝見したかったのでとてもテンションが上がり、前から、横から、もうサイドから、下から、とにかくじーっと見させてもらいました。

数日間のためにここまで仕上げ、彼の想いをなにひとつこぼれる事なく表現していく姿勢がここすべてに反映されていてなんて素晴らしい展示なんだろうと心から思いました。
わざわざ足を運んでよかった。